2007年12月

2007年12月31日

田舎暮らし白書へようこそ 5

田舎暮らし白書へようこそ

田舎で生まれ育った訳ではありません。
東京で生まれて東京で育ちました。
生粋の都会っ子です。


そんな私が田舎暮らしを始めたのは齢30半ばから。今はまだ田舎暮らし歴4年です。
引っ越し先は、東北・岩手県の沿岸部のとある市。町や村ではなく「市」なので、東北の中ではどちらかというと規模の大きな街ということになるのでしょう。

テレビなんかを見ていると、よく田舎を旅して、「田舎の人はみんな温かい。」とか「こんなところで暮らしてみたい。」などと言いますが、それはテレビだからです。短期間の旅行だからです。

田舎ぐらしの良いところも悪いところも、短期間の旅行では決して見えません。私は3年くらい経ってからようやく田舎の良いところ、悪いところが理解できたような気がします。

今、団塊の世代の退職を目の前にして「田舎暮らし」が注目されています。「田舎は自然が素晴らしいし、人々もいい人だし、生活しやすいだろう」という予測(希望?)は、ややもすると大きく裏切られることになるかも知れません。きっと本やテレビでは田舎暮らしの良い面しか書かないし、報道しないでしょう。しかし、良い面だけでなく、当然悪い面もあるのです。

そのあたりを正直に、都会のモヤシっ子の視点で田舎暮らしをズバズバと斬りたいと思っています。
このサイトは、決して田舎暮らしを否定するものではありませんし、推薦するものでもありません。それに、田舎暮らしを考えているアナタの年齢や目的によって田舎に対する見方が全く異なるということをお忘れなく。田舎の良い面・悪い面をそのまま、私の体験として、私見としてお伝えしたいと思っています。
あなたがちょっとでも「田舎暮らし」に興味のあるならば参考にしていただければ幸いです。

ま、そんな訳で、田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」の始まりです。

【田舎暮らし白書】


2007年12月26日

エレベーターのない田舎の暮らし 5

エレベーターのない田舎の暮らし

田舎暮らしをしていると東京暮らしに比べてエレベーターに乗る機会がめっぽう少ないことに気が付く。
無いので仕方ないと言えば仕方ないのだが、田舎の人はエレベーターのマナーを知らない。

それでもエレベーターが全く無いわけではないので、時々は乗る機会もある。
そんなとき、「あぁ、田舎の人ってマナー知らないんだなぁ・・・。」と感じてしまうのである。


先日、管内一の総合病院でエレベーターに乗ったときのこと。

エレベーターには看護士1人と老人やおばさんが数名乗っていた。
私は幼稚園児の息子と一緒に乗り込んだ。
そしてエレベーターは行き先の階に止まった。

するとどうだろう、外で待っていた人たちが、降りる人を待たずに乗ってくるではないか。
さらに、降りる人も我先にと外に出ようとする。

「あーあ、マナーねぇなぁ。」と思いながらも、とりあえず私も閉まってしまう前に出ようとしたその時だった。

「ありがとう。」

という看護士さんの声が聞こえた。

なんと、うちの息子がエレベーターの「開」ボタン(ドアが開いている絵が描いてあった)を押して皆の出入りが終わるまで待っていたのだ。
きっとデパートなどでの我々の振る舞いを自然に観察して真似をしたのだろう。

息子よ、お前は田舎に住んでいても田舎者にはなるなよ!
紳士たれ!

私は心の中でそうつぶやいた。

【田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」】
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2007年12月19日

田舎の病院 5

田舎の病院

全国的に医師不足が叫ばれている。
中でも田舎の病院は危機に陥っている。

県立の総合病院から眼科や耳鼻咽喉科が無くなり、
皮膚科も週2回の午前中しか診療を受け付けなくなった。

家族が入院しても、先生が忙し過ぎて話すらじっくり聞くことができない。

特に高齢者が多く若者が少ない田舎において、
これは危機的な状況ではないか。

田舎では安心して暮らすこともできないというのか。


仕事がきつ過ぎて辞めていく医師も多いというし、1人が辞めると他の医師がもっときつくなる。大学の医局の問題、研修制度の問題、医大の定員の問題などのほか、医師を減らすという過去の政策も影響しているらしい。

ただ、問題はそれらだけではなく、患者のわかままに愛想を尽かして辞めていく医師も増えているようだ。とりわけ産婦人科に多いと言われるが、ミスが許されないというプレッシャーから辞めていくのだそうだ。

ちょっとミスをすると怒鳴り込まれて、殴られて、裁判を起こされて・・・踏んだり蹴ったりといったところか。
当然 人の命を預かる医者として、不注意や油断によるミスは許し難いが、医師の仕事環境がどんどん悪化しているということも考慮してあげなければならないだろう。

それは患者も考えるべきだろうし、政府はもっと考えて早急に対策を練る必要がある。
このままでは国民、とりわけ田舎の住民はひじょ〜に困るのである。


【田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」】