トップページ大都会・東京いざ東京へ!(出発編)

大都会・東京

田舎暮らしを始めてから既に5年目を迎えている。
この間、東京へ行ったのは親戚の不幸のためとんぼ返りで行った1度きりだ。

以前も書いたが、徐々に東京の感覚を失いつつあり、「あれ?東京の人の多さってどんな感じだったっけ?」「満員電車の中ってどんな雰囲気だったっけ?」「道路の混雑具合はどれくらいひどかったっけ?」「東京の空気ってどんなだっけ?」「店員ってどんな対応だっけ」「都会の女性はキレイなんだっけ?」・・・という感じだ。

今回、親戚の結婚式で家族で東京へ行くことになった。
これまた短期間滞在となるが、田舎暮らしにどっぷりと浸かってしまい田舎人と化した私にとって、失った都会の感覚が取り戻せるかも知れない。

さて、車で夜に出発し、休憩したりサービスエリアで夜食などを楽しみながらだったので10時間近くかかってしまったが無事に東京に到着した。

朝方4時台だというのに車がガンガン走っている。すでに「渋滞」に近いほどの混み方だ。さすがに「寝ない街」である。なんだか無性にうれしかった。

そして、5時台に入ると、歩く人も増えてくる。田舎のようにお年寄りか子供だけではない。若者がたくさんいる。

しかし、周りの景色は無機質なビルやマンションだらけで・・・と言いたいところだが、意外とそうでもなく、ところどころに木が植えてあるし、花も咲いている。もちろん、田舎のような自然なものではないが、決して殺風景ではなかった。

道路は思ったより狭い。一車線の幅が狭いのだ。特に環八を走った時には驚いた。というか最初は恐かった。狭い3車線を車同士がひしめきあいながら走るのだ。ちょっとスキあらばガンガン車線変更してくる。あきらかに、田舎の運転とは違う。ちょっとでも非効率な運転をすると叱られそうだ。

「そうそう、その感覚だ!いいぞ、いいぞ、東京!!」
などと心の中で叫びながらウキウキドキドキしながら、かつてよく走った環八での運転を楽しんだ。

環八を離れると、懐かしい東京の香りを味わいながら、景色を楽しみながらゆっくりと、時には停止しながら運転していたのだが、ちょっとゆっくり運転をするとバンバン抜いてくる。

「おいコラ、何をのんびりと走ってるんだ!忙しいんだからとっとと走りやがれ、この田舎もんが!」

と言われているようである。
しかし、これがまた爽快だった。

「やっぱり東京は違う!帰ってきたぞ〜っ!」と叫びたい気持ちを抑えるのに精いっぱいだった。


「六本木ヒルズ編」へつづく。

【田舎暮らし白書】

トラックバックURL
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔