田舎の生活

田舎の物価は安いのか?【田舎暮らし白書】

さて、

田舎は物価が安いから、給料が安くても生活していける。

これは単なるイメージの問題で不正解だと私は考える。田舎の物価は決して安くはない。安いのは不動産くらいのもんだろう。衣食住の「住」だけだ。
しかし驚くのは、地元の人たちも上記のような幻想を抱いていることだ。
「東京は物価が高いから、生活するのは大変だ。その点、田舎は安くていい。」と。

ガソリンも東京と田舎では田舎の方が高いし、電化製品も東京の方が安く買える。なんといっても、東京は幅があるのだ。例えば、田舎ではAという商品が100円でしか売られていないのに対して
、東京では商品Aは激安30円で売っている店もあれば付加価値を付けて500円で売っている店もある。こういった幅だ。

統計上で東京の物価が高いのは、東京は激安店から超高級店までが存在していて、平均値を取れば高いということになっているだけだと思う。安いものを探せば、田舎よりもずっと安いものがたくさん見つかる。つまり、安く生活したければ都会の方が断然安く済むということ。リッチな生活をすれば、東京の物価はいくらでも高くなるだろう。個々の意識や行動によるのではないかなぁと思うのだ。

そもそも、私自身がそうだが、安月給であればそれなりの生活をするのだ。高給取りであれば、それはそれで贅沢な生活をする。東京にいた時は週に2〜3回は思う存分飲みに行っていた。それに、DVD、デジタルビデオ、音楽CD・・・好きなものを好きなだけ買っていた。しかし、田舎に来て安月給になったら、外では飲まず、家で大五郎(安い焼酎)を飲むようになったし、本もCDもあまり買わなくなった。

要するに、田舎の生活と都会の生活とでは、生活のレベルを変えているのだ。

私の経験で言えば、「田舎は物価が安いから暮らしやすい」というのは、決して真実ではないと思う。不動産以外の物価は同じ、もしくは高い。暮らしやすく感じるのは給料に見合った質素な暮らしをしているだけなのである。

ただ、


田舎には都会の生活にはないプライスレスの宝物”大自然”がある。
大自然は全ての田舎暮らしのデメリットを帳消しにするだけの魅力がある・・・と最近思うようになってきた。

これについては後ほど詳しく。

【田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」】

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田舎の給料で生活していけるのか?田舎暮らし白書

田舎の給料が如何に安いかは「就職活動−ハローワークでお説教」の記事でお分かりいただけたと思う。けっこう多くの大人(30代、40代でも)が月10万台で汗水流して働いているのが田舎の現状。

しかし、実際にそんな給料で生活していけるのか。家族を養っていけるのか。

答えを先に言ってしまうと、生活していけるし、養っていける。というより、その給料でやっていけるような生活をするのである。(T_T)

高級車を買いたいけど、買えないから軽自動車で我慢する。仕事帰りに外で一杯やりたいけど、給料が安いから家で大五郎(焼酎)のお得サイズをチビチビと飲む。趣味を思いっきり満喫したいけど、お金がないからまあ適当に。習い事をしたいけど、お金がもったいないからやめておく。海外旅行に行ってみたいけど、そんな金も時間もないからあきらめる。
ね、質素な暮らしでしょう。まさに今の私です。(^^ゞ
東京にいた時の3分の1の給料でやってるわけだ(悲)。

特に若者が安月給で生活していける何より大きい要素は、親と一緒に住んでいるということ。親と同居なので、家賃もいらず、水道光熱費もかからず、食費の心配もないのだ。もちろん、例外の人もたくさんいるのだろうが、私の見たところ、親におんぶに抱っこ、そういう若者が非常に多い。
要するに、贅沢をせず質素な生活をすれば10万円でもオツリがくるのである。

ただ、私が思うのは、それで良いのかということ。特に若い人たち。
高い給料をもらえれば自己投資も含めてやりたいことができ、人間の幅を広げられる可能性も大きくなる。お金、お金って何だかいやらしく聞こえかも知れないが、資本主義社会である日本ではお金がなければ食べることができないのは当然ながら、病気の治療も受けられないし、子供に高い教育を受けさせてあげることもできない。女性と遊ぶのだって金がたらふくかかる(笑)。

田舎の人たちはそういったことを望んではいるのだろうが、そう見えない。「仕方ないよ」とあきらめているようにしか見えないのだ。
島田洋七の「佐賀のがばいばあちゃん」のような田舎暮らしもあるし、それは否定しないけど、私自身はそういう選択をしたくはない。
(本はすごく面白かったけどね〜)

まあ、そんなこんなの事情で、向上心が強く野望を持った若者は卒業と同時に都会へと離れていってしまうのである。悲しい負のスパイラルだと思う。

【田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」】