田舎の特色

田舎のIT普及率

IT技術の有効利用は、都会よりも田舎こそ必要だということは以前から言われている。

でも驚くことに田舎には、パソコンを持っていない若者がいかに多いことか。

スマホは確かに一部パソコンの代わりになる部分もある。
しかしあくまでスマホはスマホ。
パソコンで出来ることとは全然レベルが異なる。


東京に住んでいた頃(十数年前の時点ですら)、知っている人間でパソコンを持っていない人は(お年寄りを除き)見たことがなかった。

普通にみんな持っていて情報を得たり、情報発信をしていた。

特に仕事しているビジネスマンであれば必須でしょう。
いち早く情報を得ることができ、それを加工して組み立てて、人に伝達できる。

決してデジタル至上主義ではないが、便利な文明の利器は有効利用した方がいいに決まっている。
ビジネスマンであればなおさらだ。


それに都会であれば、お店は数も種類も豊富だし、習い事の教室だっていくらでもあるし、調べたければ立派な図書館もある。ありとあらゆる余暇施設もあるし、風俗だって盛りだくさん。^^

何もない田舎だからこそ、刺激の少ない田舎だからこそ、パソコンが活きてくるのだと思うのだが・・・。

 

今年の夏も甲子園が大いに盛り上がった。

プロ野球は大好きだが、高校野球は(生意気な言い方だが)レベルが低いのであまり見なかった。

でも田舎に来て変わった。

都道府県別対抗スポーツということで、田舎では甲子園が異常に盛り上がるのだ。

私もいつの間にか地元の高校を熱く応援していた。
そして、高校野球自体が好きになってしまった。

そうか、なぜあまり高校野球に興味がなかったかというと、東京に住んでいたため、地元意識がなかったのである。

ファンチームがなければ野球観戦もさほど熱くはならない。

しかし・・・高校野球はこんなに全国レベルで取り上げられるし、(特に地方では)熱く観戦されるのに、プロ野球人気はさっぱり・・・。

プロ野球も高校野球並みに盛り上がってほしいものだ。


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田舎はホームレスがいない?

ようやく暖かくなってきた。
先日、ホームレスを見た。
そういえば、こっちに来てからめっきりホームレスを見なくなった。

東京では、新宿、池袋、上野・・・どこに行っても、ホームレスはたくさんいた。電車に乗っていても、臭いをぷんぷんさせて隣に座ってきて閉口したこともあった。

しかし、東北にはホームレスはとても少ないようだ。

ホームレスは都会の産物なのだろうか。

田舎では、残飯がそこいらじゅうに落ちてるわけじゃないし、何より東北は寒い。
おそらく、冬が越せないので東北では生活できないのであろう。

それに、田舎では目立って仕方ないし・・・居づらいだろうね。

【田舎暮らし白書】
 
田舎はタメ口が多い?

田舎の人は、平気でタメ口をきいてくる人が多いことに驚くことがある。
年上に対して使う言葉遣いかよ!・・・と思うシーンがけっこう多いのだ。
でも、ところどころに方言が入るので、何とも言えない微妙な感じになるのだが。


以前にも書いたが、
田舎の子供だけは、すごく素直で感心する。驚くほどである。
都会の子は返事もしない子が多いが、田舎ではこちらから話しかけると必ずきちんとした敬語で返ってくる。
年功序列が徹底されている感じだ。

私は年功序列はとても大事だと思っている。
TVでよく見かけるが、会社で若い男が自分より年上の人を叱っている姿を見ると、とても違和感を感じる。
まあ田舎の企業で完全実力主義のところって少ないけどね。

それから病院で多いのだが、若い看護婦が高齢者に対して、
「・・・しようね。」
「・・・は大丈夫?」
と子供をあやすような言葉遣いをする。

とても不愉快な気持ちになる。
「お前みたいなペーペーにため口きかれる人じゃないんだよね。」
と言いたくなる。

どんなに年をとっていても、かつては立派だった人が多いわけで、そんな人に若造がため口をきくものではないと思う。

いずれ、私は年上には必ず敬語を使っている。

【田舎暮らし白書「たかが田舎暮し、されど田舎ぐらし」】

田舎の管内放送

田舎では管内放送が頻繁に流れる
都会にもあるのかも知れないが、私は聞いた記憶がない。

私のいる田舎の場合、

まず、朝7時半に「おはようございます」の音楽が流れる。
夕方5時には「もう帰りましょう」の音楽が流れる。
最後、夜9時には「おやすみなさい」の音楽である。
(※カギカッコの部分は私の解釈)

そして、沿岸なので津波警報などはもちろんだが、市内で火事が起きると出火した場所のアナウンスが流れる。丁寧に「誤報でした」とか「鎮火しました」とかも知らせてくれる。

また、市のイベントなどがあると、前日などに宣伝の放送が流れる。お祭りや防災訓練のお知らせなどである。ただ、防災訓練に参加しない関係ない人もいるのに朝6時にガーガー言うのは勘弁して欲しい。

さらに、「70歳の女性が行方不明になりました」といった人探しのアナウンスも時々ある。また、「どこどこでクマが出没しました」という管内放送などもしばしば。

極めつけは、「交通事故には気を付けましょう」とか「花火には気を付けましょう」といったものまで市内一斉に流される。花火においては、「水の入ったバケツを持って・・・。人に向けて発射しないよう・・・。」などという具体的な指示まで出される。

最初は、無感情に「田舎って親切」と思った。
次に、「子供じゃあるまいし」と少しうるさく感じた。
でも今は・・・放送がないときっと不便に思うと思う。

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田舎は失踪が多い!?

田舎暮らしを始めて以来、面識ある人で失踪した人は既に3人になった。

人口が違うから人数的には都会の人の失踪の方が圧倒的に多いだろうが、率としては田舎の人の失踪はかなり高いと思う。

理由は1つ。
地域の人びとと何らかの関係を持っていたり知り合いだったりするので面が割れており、粗相やお粗末なことをすると家にいられなくなるからである。正直、失踪するまでもないのにと思う人もいたが、そこに生まれ育ち、周りの皆を知っている本人としてはその地域にいられないのだろう。

都会であれば事業の1つくらい失敗したって、いくらでもやり直しがきくし、周りの人も田舎ほど注目しない。そもそも都会から1人いなくなっても失踪ではなく単なる転居と捉えられるのかも知れないし、そのように誤魔化すことなどはたやすいことだ。

そういう意味で、田舎の人ってシガラミだらけで可哀想だとも思う。「失敗は成功の母」というエジソン(だったかな?)の格言が必ずしも通用しないのが田舎なのである。

いずれじっくりと書きたいと思っているが、田舎の人の自殺率が多いのも、こういった田舎の特質とかかわりがあるのだろう。

近年、団塊の世代をターゲットとして「田舎暮らしは最高!」と叫ばれる中、田舎はこういった恐ろしいマイナス面もあるということを覚えておくべきだと思う。

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同郷意識田舎暮らし白書

以前「故郷がある喜び」で、私の同郷意識の芽生えについて書いた。

最近、田舎の同郷意識の強さについて再認識した出来事があった。

すべてのジャンルにおいてそうだが、主にスポーツで顕著である。
団体競技なら野球、サッカー、ラグビー、個人競技なら卓球、相撲、体操・・・とにかく、まずは無条件に同郷の選手を応援する。
当たり前のことのようだが、東京出身の人はそういう感覚が弱い。東京出身だから応援しようといった気持ちはあまりない。ましてや、東京に近い神奈川、千葉、埼玉を応援しようという気持ちもない。ある意味、純粋に競技を見られると思う。悪く言えば、冷めて見ているとも言えるかも知れない。

しかし、田舎は違う。
まずは出身県の選手はほぼ無条件で応援する。さらに、出身県でなくても「東北だから」という理由で応援する。今、私が野球で楽天を応援しているように(笑)。

そういう意味で、東京生まれの東京育ちの人は不幸だ。地域のチームや選手に親しみを感じ、熱く応援するということがあまりない。

その分「日本代表」には熱を入れる。東京=日本という自意識があるからだろう。

一方、田舎は面白い。意外と「日本代表」というものに対しては冷静に見ているようだ。
まずは地域ありき、がはっきりしている。

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飲み会でお迎え?田舎暮らし白書

田舎の職場での初飲み会の時のこと。
大いに盛り上がり、さあ解散という頃になると、それぞれが皆 盛んに携帯で電話をしている。
家の人に「終わったから迎えに来て」という電話である。
ほとんど田舎暮らしに溶け込んだ今でこそ、ごく普通の当たり前の光景になったが、当時は驚いたのを覚えている。

大の大人が飲み会の後に家の人にお迎えに来てもらうのである

東京でのサラリーマン生活の時はそんな光景は見たことがなかった。飲んだら電車であろうが、タクシーであろうが、自分の足で帰るのである。どんなに奥さんが起きていたとしても、車が来やすいところだったとしても、比較的近くで飲み会があったとしても、家の人が車で迎えに来るということはない。

別に東京のスタイルが正しくて、田舎のやり方が良くないということではない。会社の飲み会に家族が迎えに来るという見たことのない光景に違和感を覚えたというだけだ。

今では全く違和感もなくなり、しっかりと田舎暮らしが定着した私だが・・・。

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情報はお金で買うものではない田舎暮らし白書

田舎暮らしを始めてから日に日に田舎が田舎である理由が理解できるようになった。田舎が田舎であるということは、ある意味ではとても良いことだ。田舎が都会のようにビルや駐車場だらけになったら大変だ。
そうではなく、田舎の人の意識の問題である。

その1つが「情報」だ。
田舎の人は都会の人に比べ、情報を買わない。
衣食住にはお金は払うが、情報はお金で買うものではないと思っている人が多いようだ。

例えば、習い事。分かりやすくパソコンの例でいく。
仕事で必要であるにもかかわらず、あくまで受講料を払ってパソコンを習うことを躊躇してしまう。お金を払って何かを習得することの価値をとても低く見積もっている。だから、いつまでたってもスキルが身につかず、結局いい職に就けず、お金ももらえず、自己投資ができず・・・という悪循環にはまるのである。

できる人は、目に見えないものであってもその価値を知っているので、受講料安い町のIT講習会なんかよりも、ちゃんとした民間のパソコンスクールに通って正しく早くスキルを身に付ける。そして、受験料が高くても資格を取る。自己投資をした結果、希望職につく。高い給料がもらえる。それでさらに自己投資をしてスキルアップをする。さきほどの悪循環と間逆である。

田舎の人たちと話をしていると、そういった目に見えないものを買うという感覚が欠如している人がとても多い。特にこの情報社会では多少の衣食住を削ってでも情報を買うのが正解なのだと思う。そうすれば、自然と衣食住は後から付いてくる。田舎暮らしだからこそ、お金を払ってでも情報を買うべきなのである

仕事関係の知人に以前東京で仕事をしていたという人がいる。彼と話をすると、彼はいつも「俺は東京に長年いたので、感覚も東京に近い」と私に自慢げに言う。
あるとき、その知人が近所の人にこういう話をされたらしい。
「パソコンの資格を取りたいので、○○パソコン教室でパソコンを習おうと思ってる。」
東京に近い感覚を持っているらしい知人の回答は、
「な〜に、そんな1時間1000円も2000円も出すことはね。本買って勉強すればいいべさ。俺が教えてやるから。それに資格なんか持ってたって意味ねべ。」と言ったらしい。(私に「そう言ってやった」と自慢していた。)

その時点で大いに田舎者の感覚だと言わざるを得ない。


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田舎のパチンコ屋田舎暮らし白書

田舎暮らしをしている人にとっては当たり前の光景かも知れないし、これが田舎の典型なのかも知れないが、街中で最も目立つ建物で、かつ人の出入りが激しいのがパチンコ屋だ。

如何せん、他に娯楽施設がないのだから仕方ない。
田舎とはいえ一時期3軒あったというボーリング場も今では1軒もなく、昔はたくさんあったという雀荘も1軒が営業しているのかしていないのか分からないような状況。これまた かつては3軒あったという映画館も現在は1軒。しかも、先月観に行った友人曰く「客はわたし1人だけだった。」という始末。他の娯楽施設は・・・思い当たらない。あっ、TSUTAYAがあった。
いずれにしても、パチンコの独占状態だ。

田舎暮らしだからできる趣味を始めたので満足はしているが、やはり何か物足りない。田舎はどこも同じようなもんなんだろうなぁと思いつつも、もっと何か面白い娯楽施設ができないかなぁと思う今日この頃である。

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