大都会・東京

田舎暮らし再び

再び10時間かけて田舎へ戻ってきた。
車から出ると寒い。
「あぁ、戻ってきたんだな〜」と感じた。

家に着くと、磯の香りがした。
懐かしくもあり、妙に安心してしまった。

やっぱり今はこの田舎が俺の居所なんだ、という感覚。

まあ、東京も田舎も良い面・悪い面、メリット・デメリットがそれぞれあって、両方を感じながら生を楽しむ・・・これが一番なのだろう。

田舎で自然と戯れ、時々東京で大きな刺激を受ける。なんとも贅沢な限りではないか。

でも、今度東京に行く時は、長期間滞在でもっと思いっきり東京を満喫したいものだ。

【田舎暮らし白書】

田舎に5年住んでいて、久しぶりに上京して感じたこと。

それは「東京は常に進化している」ということ。
不況だのなんだの言いながらも、前進していること。


小田急線の極めて田舎に近い方のある駅。

駅から出ると、すぐに花屋さんがある。
隣にはプ〜ンといい匂いのするパン屋さん、そして惣菜屋が続く。
反対側には持ち帰り専用寿司屋、サーティーワン(アイスクリーム屋)が並ぶ。
駅前のロータリーに行くと、マツモトキヨシ、マクドナルド、nojima(家電量販店)、そしてスタバ(スターバックス)。
ホテル、パチンコ屋、ゲームセンターもある。

あぁ、田舎とは月とスッポンだ。
何でも食べられるし、何でも手に入る。
なんと刺激的なんだろう。

いい悪いは別として、東京は常に進化しているのである。

【田舎暮らし白書】

いざ東京へ!(六本木ヒルズ編)

結婚式の当日、小田急線に乗って新宿へ出て、そこから地下鉄で六本木へ。
久しぶりの電車だ。

やたらと人がたくさんいる。大勢が並んで電車を待っている。田舎のように老人と子供だけじゃない。電車が揺れて大変だ。ずっと立っているので足が疲れる。・・・でもうれしい、懐かしい。

こんなヘンな満足感でいっぱいになりながら、六本木に到着した。

結婚式は六本木ヒルズのすぐ側の教会だった。
高々と聳え立つヒルズの周りには、きれいな花畑があったり、不思議なオブジェがあったり、東京タワーが見えたり、歩く人を飽きさせない。

黒いスーツを着た長髪で茶髪の若いサラリーマンの姿が目立つ。
今時のサラリーマンはこんなホストみたいな常識はずれの格好をしているんだなぁ・・・、とジジ臭いことを考えていたのだが、よく考えてみたら、彼らこそ六本木ヒルズに席を置くIT系ビジネスマンであろう。

それにしても、新宿の早朝によく見られたカラスの群れ(ホストの仕事あがり)にそっくりである。


無事に結婚式が終わり、親戚30人ほどでフランス料理の店で舌鼓をうった。

その時に、いろんな人から、ウチの息子に対して、
「○○くん、訛ったねぇ〜」
という言葉をもらった。

私は慣れ過ぎているので、あまり気がつかないのだが、やはり息子は相当訛っているようだ。
私自身は訛っていないようだが、子供が訛っているのに気がつかない、というのは結構おもしろい現象だと思った。「慣れ」とは恐ろしいものだ。

会食中、田舎自慢もたくさんした。

田舎暮らしは素晴らしい大自然と一体であること。
田舎では満員電車に乗らずに、毎日車で悠々自適に出勤できること。
通勤に時間がとられないので家族との時間が増えること。
海の幸が最高に美味いこと。

とはいえ、やっぱり東京はいい!
なんせ刺激的だ。

自分の中のいろんなモチベーションを保つためにも、定期的に東京に行くべきだと思った。


「進化の止まらない東京」につづく。

【田舎暮らし白書】

田舎暮らしを始めてから既に5年目を迎えている。
この間、東京へ行ったのは親戚の不幸のためとんぼ返りで行った1度きりだ。

以前も書いたが、徐々に東京の感覚を失いつつあり、「あれ?東京の人の多さってどんな感じだったっけ?」「満員電車の中ってどんな雰囲気だったっけ?」「道路の混雑具合はどれくらいひどかったっけ?」「東京の空気ってどんなだっけ?」「店員ってどんな対応だっけ」「都会の女性はキレイなんだっけ?」・・・という感じだ。

今回、親戚の結婚式で家族で東京へ行くことになった。
これまた短期間滞在となるが、田舎暮らしにどっぷりと浸かってしまい田舎人と化した私にとって、失った都会の感覚が取り戻せるかも知れない。

さて、車で夜に出発し、休憩したりサービスエリアで夜食などを楽しみながらだったので10時間近くかかってしまったが無事に東京に到着した。

朝方4時台だというのに車がガンガン走っている。すでに「渋滞」に近いほどの混み方だ。さすがに「寝ない街」である。なんだか無性にうれしかった。

そして、5時台に入ると、歩く人も増えてくる。田舎のようにお年寄りか子供だけではない。若者がたくさんいる。

しかし、周りの景色は無機質なビルやマンションだらけで・・・と言いたいところだが、意外とそうでもなく、ところどころに木が植えてあるし、花も咲いている。もちろん、田舎のような自然なものではないが、決して殺風景ではなかった。

道路は思ったより狭い。一車線の幅が狭いのだ。特に環八を走った時には驚いた。というか最初は恐かった。狭い3車線を車同士がひしめきあいながら走るのだ。ちょっとスキあらばガンガン車線変更してくる。あきらかに、田舎の運転とは違う。ちょっとでも非効率な運転をすると叱られそうだ。

「そうそう、その感覚だ!いいぞ、いいぞ、東京!!」
などと心の中で叫びながらウキウキドキドキしながら、かつてよく走った環八での運転を楽しんだ。

環八を離れると、懐かしい東京の香りを味わいながら、景色を楽しみながらゆっくりと、時には停止しながら運転していたのだが、ちょっとゆっくり運転をするとバンバン抜いてくる。

「おいコラ、何をのんびりと走ってるんだ!忙しいんだからとっとと走りやがれ、この田舎もんが!」

と言われているようである。
しかし、これがまた爽快だった。

「やっぱり東京は違う!帰ってきたぞ〜っ!」と叫びたい気持ちを抑えるのに精いっぱいだった。


「六本木ヒルズ編」へつづく。

【田舎暮らし白書】